冬・春まき推奨品種カタログ page 4/32
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冬・春まき推奨品種カタログ
トマト新品種TY小鈴(MKS-T816)のご紹介トマト黄化葉巻病は、タバココナジラミが媒介するウイルスによるトマトの重要な病害の一つです。殺虫剤に抵抗性を有するバイオタイプQが確認されて以降、さらに防除が難しくなっており、定植時の防除が難しい産地や、冬から春にかけて収穫する作型では耐病性品種への要望が高まっていました。そこで、みかど協和は黄化葉巻病耐病性品種の開発に急ピッチで取り組み、2015年6月から黄化葉巻病耐病性「TY小鈴」の販売を開始しました。3品種特性●食味が良い黄化葉巻耐病性品種は食味が劣るイメージがありましたが、TY小鈴は違います!甘みとコクのあるおいしい品種です。●裂果が少ない裂果に強い小鈴シリーズの特性を引き継いでいます。収穫・調整時の作業性や輸送性に優れています。●栽培が容易草姿は中葉で草勢は強めです。節間が短いため、栽培管理は容易です。●耐病性ToMV (Tm-2 a )、萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。TYLCV (イスラエル・マイルド両系統)、ネコブセンチュウに耐病性中程度。斑点病には耐病性がありませんので、防除の徹底をお願いいたします。●黄化葉巻病は総合的に防ぎましょう。栽培のポイントTY小鈴はトマト黄化葉巻病ウイルスに感染すると、病徴が現れていない場合でも、植物体内にウイルスを保毒し、感染源となる可能性があります。また、高温などの強いストレスがかかった場合には病徴が現れることがあります。特に育苗から定植直後はタバココナジラミの防除対策を徹底してください。●施肥設計元肥の窒素成分は10a当たり10kgを基準として、前作の残肥を考慮して施用してください。●定植期の管理定植苗は蕾が小さく見える程度~第1花房の第1花が開花する前を目安とします。●潅水と肥培管理活着後は潅水を抑え、根張りを良くし、過繁茂になり過ぎないように注意してください。潅水と追肥は第3花房が開花始めを目安として、草勢と土壌水分の状態に応じて調節してください。●高温期に栽培する場合は高温期に花数が極端に多くなる場合、花房の先端を摘花してください。また着色不良、食味の低下などを防ぐため、遮光するなどして果実を保護してください。関東地方標準月作型越冬長期半促成抑制1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12