ローラ

ローラ

色づきがよく、晩抽性を備えた多収性品種

耐病性

IR : 黒葉枯病, しみ腐病

特性-1

適作型   :春どり・秋どり
早晩性   :中早生
吸込性   :極強
黒葉枯れ病 :極強

特性-2

根色  :濃鮮紅色
根長  :19-21cm
根形  :総太型

おすすめポイント

熟期100~110日。揃い性抜群、総太型で高収量で黒葉枯病に強い。

品種の特性

  1. は種後100~110日で収穫できる中早生品種で夏まきと冬春まきに適する。
  2. 草姿は半開帳性、草勢は中程度で黒葉枯れ病に強い。
  3. 根長は19~21cmになる円筒形に近い形状で、肌つや・尻詰りのよいものが収穫できる。

特徴

特性-1

適作型   :春どり・秋どり
早晩性   :中早生
吸込性   :極強
黒葉枯れ病 :極強

特性-2

根色  :濃鮮紅色
根長  :19-21cm
根形  :総太型

おすすめポイント

熟期100~110日。揃い性抜群、総太型で高収量で黒葉枯病に強い。

タイプ

耐病性

IR : 黒葉枯病, しみ腐病

栽培のポイント

・株間はMサイズで5cmを目安に、希望する規格(サイズ)に応じて調整する。
・極端な早まきと遅まきは根形に乱れが生じるので、適期は種に努める。(中間地では7/25 ~ 8/10が適期)
・収穫時期は遅くとも1月中旬までとする。とり遅れは根尻部の白化が現れるので避ける。

① ほ場準備
連作は避けるとともにほ場の排水性を高めるため、作付け前には深耕を行うことが望ましい。
未熟堆肥の施用は岐根やしみ腐病発生の原因となる。また、岐根やセンチュウなどによる被害軽減のため、土壌消毒を行う。
② 施肥
低pHは初期の生育不良やしみ腐病の発生を助長するので苦土石灰などを施用してpH6.0~6.5に補正する。
前作の残肥を考慮して、10a当たり窒素8~15kg、リン酸15~20kg、カリ10~15kgを標準施肥量とする。
ただし、火山灰土壌ではリン酸20kg以上を施用し、また肥効を持続させるために緩効性肥料の使用や追肥を行うことが望ましい。
③ は種
夏まきは、中間地(関東地区)で7月25日~8月10日、暖地(九州)で8月20日~9月15日を目安とし、時期に応じて株間を調整する。冬春まきでは中間地で1月上旬~3月上旬、暖地で11月中旬~3月上旬を目安とし、夏まきと同様に時期に応じて株間を調整する。
冷涼地の初夏まき秋どりでは4月上旬~6月下旬を目安とする。
夏まきでは過度の早まき(7月25日以前)をすると、欠株が発生しやすくなり、根部形状の不揃いや根長20cmを超える青果物の割合が増しやすくなるため、は種適期を守る。
株間は青果出荷用で5~6cm、加工業務用では7~10cmを基準とし、時期に応じては種密度を調整する。
④ 灌水
本品種は発芽時の水分要求量が高いので、は種直後から本葉2~3枚展開時までは十分に潅水を行い、発芽と初期生育を揃えることが、本品種の特性を発揮させるための要点である。
⑤ 追肥・中耕•土寄せ
追肥は窒素とカリを主体に10a当たり3kg程度を施用し、中耕を施す。また、砂質土壌や肥料が流亡しやすいほ場では施肥量を増やす。本品種は吸い込み性が強いので、慣行栽培で土寄せを実施していない場合は不要である。
夏まき越冬どりの作型では年末に土寄せを行い、防寒対策を行う。
⑥病害虫防除
適宜、薬剤散布を行い、早めの防除を心がける。
⑦収穫
洗浄時の裂根の発生割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避ける。洗浄は収穫の翌日が望ましい。

作型図
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作型や品種特性は当社での試験結果に基づく一つの指標に過ぎず、栽培の成否を保証するものではありません。また、耐病性により病気の予防が必要なくなるわけではありません。