大玉 (トマト)
TYみそら86
早生で特に食味の良い、黄化葉巻病耐病性品種
特徴
タイプ
耐病性
IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病, B:青枯病
特性
草勢 :中強
果重 :220g前後
花数 :5-7
果色 :濃桃
果形 :豊円腰高
裂果 :少
適応作型
抑制
促成
半促成
おすすめポイント
食味の良い黄化葉巻病耐病性品種。
果揃いが良く、空洞果がでにくい。
早生で草勢は中強。
品種の特性
草姿
- 草勢は中強で、栽培後半も草勢が維持しやすい。
- 中葉で節間が短く、栽培が容易。芯止まり症や異常茎が出にくい。
- 早生で、開花・着色ともに進みが早い。
- 一花房あたり花数は5-7となり、着果性が良い。
果実
- 黄化葉巻病耐病性を持つが、食味は極めて優れる。甘味が強く、酸味とのバランスが取れており、コクもあり美味しい。
- 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。
- 果実の大きさは220g前後となる。低温期の果実肥大性が優れる。
- 障害果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。
特徴
特性
草勢 :中強
果重 :220g前後
花数 :5-7
果色 :濃桃
果形 :豊円腰高
裂果 :少
適応作型
抑制
促成
半促成
おすすめポイント
食味の良い黄化葉巻病耐病性品種。
果揃いが良く、空洞果がでにくい。
早生で草勢は中強。
耐病性
IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病, B:青枯病
栽培のポイント
1.播種・育苗
極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。
2.圃場準備
事前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。
3.定植・栽培管理
定植は第一花房第一花のがく割れ~開花を目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避けることが望ましい。
活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。
低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。第一花房が確実に肥大してきていることを確認し、第二花房の着果後~第三花房が開花し始め頃から生育に合わせて潅水量を増やしていく。
追肥は草勢を見ながら行う。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgを目安とする。着果負担のピーク(第四花房開花から第六花房開花頃まで)からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。
葉先枯れが発生する場合は、カリウム主体の液肥や葉面散布を行う。多肥で過湿の条件下では軟果玉が発生する場合もあるため注意する。
4.病害虫防除
黄化病、黄化えそ病、キュウリモザイクウイルシには耐病性を持たないので、コナジラミ、アザミウマやアブラムシなどの防除を徹底する。
葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので防除を行う。
葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。
青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。